【課題解決】トラクターの固着した耕うん爪の交換作業を効率化
田畑の耕うんに使われるトラクター。ロータリ部に「耕うん爪」と呼ばれる刃を装着し、硬く締まった土を耕しますが、石を砕くため爪の欠けや摩耗が早く、収穫期と耕起で爪の種類も変わるため、定期的な爪交換が欠かせません。
この記事では農機具整備工場における、トラクターの耕うん爪交換のお困りごとをご紹介します。
トラクターの耕うん爪交換の課題
従来トラクターの「耕うん爪」の交換作業は、農機具専門の整備士によって行われています。
トラクターは年に数回の限られた期間しか使われないため、一年後の耕うん爪の交換時には、爪を固定しているボルトがさびで固着してしまい、交換に時間がかかることがありました。土壌には石が混ざっているため、ねじ山がつぶれてしまっていることも…
農機具ディーラーでは耕うん爪交換の繁忙期があり、交換依頼が重なります。
耕うん爪は、一台のトラクターに約30~40本付いており、いかに素早くトラクターの爪交換作業を行うかが、課題となっていました。
POINT課題のポイント
- 固着したボルトを確実に着脱したい
- トラクターの耕うん爪交換を素早く行いたい
固着したボルトの交換を「コンパクトインパクトレンチ」で解決
トラクターの耕うん爪の交換ボルトは狭く奥まった場所にあり、インパクトレンチなどの従来の動力工具は入りません。そのため交換には農機専用のラチェットレンチが使われていますが、ハンドツールのため効率が悪く「高いトルクで効率よくボルトの脱着を行いたい!」との声がありました。
そこで採用されているのが、コンパクトタイプのインパクトレンチです。
トラクターや耕うん機など、狭い場所でのボルト着脱に最適なおすすめ工具をご紹介します。
〈ラチェパクト〉
ラチェパクト〈12.7mm角 SP-1170〉は、ラチェットにインパクトを内蔵した、エアー式インパクトレンチ。300Nmの高いトルクとロングリーチで、狭い場所でのトラクターの爪交換に最適です。
インパクト機能内蔵で反動が少なく、爪との距離を保ちながら安全に作業ができます。
〈コーナーインパクト〉
コーナーインパクト〈GT-C900/GT-C1400〉は、コーナー型のエアー式インパクトレンチ。小型ながら独自のコーナーインパクト機能で、〈GT-C1400〉は220Nmの高いトルクを発揮します。
打撃がロスなく伝わるため、本体への反動が少なく安全に作業ができます。
効率的なボルト着脱で、現場の作業効率向上におこたえします。
POINT解決のポイント
- コンパクトなインパクトレンチで、固着したボルトを確実に着脱
- トラクターの耕うん爪交換作業が効率化
関連商品
お問い合わせフォーム
本記事についてのお問い合わせは、下記のフォームからご連絡ください。
課題解決事例は課題解決のための皆様の「気付き」となればと考えています。更なる改善案などがございましたら是非とも共有させていただきたいと存じます。
掲載に関しては都度、ご確認の上追加掲載させていただきます。