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特集

【特集】スリムロングビットホルダーで、作業効率アップにこたえる

 DIYから工事、設備の修理まで、幅広い業種で使われている電動ドライバー。電動ドライバーによるネジ締めはさまざまなシーンで行われていますが、なかでも作業が難しいのが、手の届かない狭い場所や奥深くのネジ締めです。 これらのネジ締めは、 無理な姿勢でネジの頭部をなめてしまったり、脚立を使う高所作業やしゃがんで行う足元作業も多いため、作業者の疲労蓄積につながることも…

DIYから工事、設備の修理まで、幅広い業種で使われている電動ドライバー。電動ドライバーによるネジ締めはさまざまなシーンで行われていますが、なかでも作業が難しいのが、手の届かない狭い場所や奥深くのネジ締めです。
これらのネジ締めは、 無理な姿勢でネジの頭部をなめてしまったり、脚立を使う高所作業やしゃがんで行う足元作業も多いため、作業者の疲労蓄積につながることも…
ベッセルでは、現場のネジ締めの課題を解決するために、これまでさまざまなビット&アタッチメントを開発してきました。そのなかでも、狭い場所・奥まった箇所でのネジ締めを可能にするのが「スリムロングビットホルダー」です。

シリーズ

この記事では、そんなかゆいところに手が届く「スリムロングビットホルダー」と、ホルダーを使った現場の使用例をご紹介します。

電動ドライバーによる作業効率の課題

電動ドライバーによる作業では、さまざまな状況に直面します。現場では、しゃがむ・ひねるといった不安定で不自然な姿勢で足腰を痛めてしまったり、次の動作にすぐに移れないなど、作業効率の低下が課題となっていました。そこで採用されているのが「スリムロングビットホルダー」です。

スリムロングビットホルダーは、電動ドライバー用アタッチメントのひとつ。電動ドライバーとビットとの間を延長することで、いつものビットを使いながら、これまで難しいとされてきた「狭い場所」や「奥まった箇所」でのスムーズなネジ締めを実現します。

また、スリムロングビットホルダーを使うことで、足腰や全身にかかる負担を軽減し、作業効率アップだけでなく、疲労による作業ミスも改善することができます。

スリムロングビットホルダーの使い方あれこれ

スリムロングビットホルダーは、先端工具を交換することで、ドライバーによるネジ締め・ビス打ちだけでなく、研磨やさび取り作業も可能。幅広い作業に対応することができます。
さまざまなシーンで現場の作業効率アップにお応えします。

【スリムロングビットホルダーが得意とするシーン】
・電動ドライバーが入らない狭い場所での作業
・手の届かない奥まった箇所での作業
・障害物が多い屋外での作業
・高所などの高いところでの作業
・しゃがんだ姿勢が続く下向き作業

リサイクル

〈従来〉
洗濯機の解体では、ドラム槽の奥底にあるセンターボルトを取り外す必要があります。しかし短いビットでは、体をひねりながら不自然な姿勢で電動ドライバーを使う必要がありませんでした。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使うことで、ドラム槽の底にまでビットが届き、無理のない姿勢で解体作業ができます。次の動作に移りやすいため、解体効率もアップします。

自動車整備

〈従来〉
自動車エンジンルーム内のホースバンドやダクト類の取り外しでは、手の届かない狭い隙間にネジが使われていることが多く、整備に手間がかかっていました。また、エンジンルームには、さまざまなネジが使われているため、ビットが差替えできるアタッチメントが求められていました。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使うことで、エンジンルーム内の狭い隙間にもビットが届き、効率の良い整備が実現。ロック機構付きでビットを確実に保持するため、作業中にビットが抜ける心配もありません。

【工具の組み合わせ例】
剛彩ビット(-6)
スリムロングビットホルダー
ボールグリップハンドル(220W)

設備メンテナンス

〈従来〉
トイレなど水まわりの修理では、配管や水栓が、床や手の届きにくい壁ぎわの奥にあることが多く、メンテナンスに手間がかかっていました。また、タンク周辺は大変狭く、いざ工事を開始したが、工具がネジに届かないといったこともありました。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使うことで、これまで面倒だった配管ネジの締め付けや水栓の調整(マイナスビットを使用)がラクに行えるようになります。特にタンク周辺は、狭いスペースをできる限り広く取るよう設計されているため、ロングビットホルダーが必需品となります。

【工具の組み合わせ例】
剛彩ビット(-6)
スリムロングビットホルダー
ボールグリップハンドル(220W)

住宅リフォーム

〈従来〉
ユニット家具やベッドの組み立てでは、家具の奥まった箇所にネジがあることが多く、ビットが届かないことがありました。また、しゃがんだ姿勢で手を伸ばしたり、ネジの頭部が見えない状態で作業することで、ネジを落としてしまい、作業効率が悪くなることもありました。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使うことで、現場での効率的な家具の組み立てが実現します。
ネジが重い場合には、狭い隙間にネジを落としてしまわないように、強力マグネットでネジをキャッチする、ガチマグキャッチャーとの組み合わせがおすすめです。

【工具の組み合わせ例】
剛彩ビット(PH2/3)
ガチマグキャッチャー
スリムロングビットホルダー
電ドラボール

家具メーカー

〈従来〉
デザイン性の高い木工家具では、脚部や奥まった箇所に曲線が多く使われています。滑らかな表面を得るために、塗装前に木片にサンドペーパーを巻き付け手仕上げを行なうのですが、手仕上げ前の粗研磨に時間がかかっていました。

〈解決〉
手仕上げ前の粗研磨の時に、スリムロングビットホルダーを使うことで、作業効率がアップ。回転グリップに手を添えることができるため、研磨作業も安定します。

【工具の組み合わせ例】
・六角軸付きフラップホイール
スリムロングビットホルダー
・電動インパクトドライバー

解体工事

〈従来〉
エアコンなどの吊りボルト(全ネジ)や天井金具の取り外しでは、脚立を使って作業を行いますが、昇り降りの動作が多く疲労蓄積の原因となっていました。脚立で足場を組むと移動がラクになりますが、安全性の観点から、出来る限り、作業床を下げて怪我を小さくすることが求められています。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使うことで、脚立を使う作業がなくなり、登り降りの疲労が軽減が実現します。また、脚立で足場を組む場合にも作業床を下げることができます。(全ネジの落下には注意が必要です。)

全ネジ作業

 

【工具の組み合わせ例】
全ネジソケット(3/8、1/2)
スリムロングビットホルダー
・ペン型電動インパクトドライバー

工務店

〈従来〉
ルーフボルトの締め付けでは、電動ドライバーに直接深穴ソケットを取り付けて行いますが、下向きの連続作業が多く、足腰に負担がかかることがありました。また、しゃがんだ姿勢のままでは、次の動作に移りにくく、作業効率が落ちる要因にもなっていました。

〈解決〉
深穴ソケットにスリムロングビットホルダーを連結することで、少しかがんだ姿勢でソケットが届き、足腰の疲労軽減が実現します。また、先端工具をワイヤーホイールに付け替えることで、改修時のボルト磨きやさび落しにも便利です。

【工具の組み合わせ例】
リングナットセッター
スリムロングビットホルダー
・電動インパクトドライバー

鉄工所

〈従来〉
型鋼の溶接後のバリやスパッタは、研磨工具などの専用工具を使って除去しますが、障害物が多く電動工具が奥まで届かないことがありました。バリやスパッタは、後で塗装する時に「引っ掛かり」や「ブツ」の原因となり、製品の品質が低下してしまいます。

〈解決〉
軸付き砥石にスリムロングビットホルダーを連結することで、障害物の隙間から先端工具を入れることができるようになります。

【工具の組み合わせ例】
・軸付き砥石
・スリムロングビットホルダーDX
・電動インパクトドライバー

環境整備

〈従来〉
屋外で使われているパイプのさび取りや面取りは、ワイヤーブラシなどの専用工具を使って除去しますが、障害物が多く電動工具が奥まで届かないことがありました。

〈解決〉
パイプの長さにあわせたスリムロングビットホルダーを使用することで、障害物の隙間からパイプの内面研削や面取りが実現します。また、面取りの場合は、回転グリップ付きのビットホルダーを選定することで、軸がブレず面取り精度が向上します。

【工具の組み合わせ例】
・ペーパーホイール(さび取り)/面取りカッター(面取り)
スリムロングビットホルダーDX
・電動インパクトドライバー

建設工事

〈従来〉
公園や道路など、屋外のフェンスのさび取りでは、樹木などの障害物が多く電動工具が奥まで届かないことがありました。

〈解決〉
スリムロングビットホルダーを使い、障害物を避けながらのメンテナンス作業が実現します。

【工具の組み合わせ例】
・さび取りワイヤー
スリムロングビットホルダーDX
・電動インパクトドライバー

ものづくりの人手不足に挑む

近年、建設業や製造業などものづくりの現場では、深刻な人手不足が問題となっています。
その要因のひとつが、重労働。現場では、きつい仕事を敬遠する若者離れが起こる一方で、職人さんの高齢化も進み、体力が求められる脚立の昇り降りや、しゃがみ作業をいかに改善していくかが大きな課題となっているのです。
ベッセルでは、これまでさまざまな現場の課題に挑戦してきました。現場の負担を軽減する、スリムロングビットホルダーもそのひとつです。
今後も、ものづくりを支える工具メーカーとして、現場の課題解決に挑戦してまいります。