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2022.06.06
【基礎知識】絶縁工具について
絶縁工具とは
絶縁工具とは、通常の工具と異なり絶縁性の素材に覆われた工具です。 電気作業時の身体への感電と、機器間のショートを防ぎ作業者の安全を確保 している工具です。
絶縁工具の必要性
通電状態での作業は、労働安全法衛生法・労働安全衛生規則により絶縁保護具の使用が義務付けられております。
通電状態でない場合も絶縁工具と絶縁グローブを併用することにより高い安全性を確保することができます。
絶縁の規格
IEC規格とは
国際電気標準会議 (International Electrotechnical Commission)が制定する国際規格です。
電気及び電子技術分野における標準化のすべての問題及び規格適合性評価を行うのがIECです。
1904年に設立し中央事務局はスイスのジュネーブに置かれています。
加盟国は2018年1月現在84ヵ国。
日本は日本工業標準調査会（JCIS）が加盟。
IEC60900とは
IEC60900の内容はAC1000V,DC1500Vまでの電圧の活線もしくは活線に近い状況で使われる絶縁ハンドツールの規格です。
IEC60900に従って設計・製造された製品は、安全な作業方法や使用方法に従い、使用者が熟練者であることを条件に使用者の安全に寄与する。
VDEとは
VDE(VERBAND DEUTSCHER ELECTROTECHNISCHER e. V.)とはドイツ電気技術者協会の略称です。
ドイツ電気技術者連合が主となって設立した第三者認証機関であるVDE試験所が電気製品の安全性試験と承認を行っています。
HOUSE MARKつき商品は該当するVDE基準を完全に満たしている事を意味しています。→
VDE認証試験内容
VDE認証試験には下記の7種の試験があります。すべての試験に合格する必要があります。
