ナレッジ

2022.04.15

【基礎知識】検電ドライバーについて

検電ドライバー

用途

電気配線の通電の簡易チェック。電気回路の導通テスト。


構造

ネオン放電管式:

通電している電路に検電ドライバーの先端を接触させると微弱な電流が流れ、
クリップ部を手で触ることで人体を通じてアースに流れ、ネオン管が点灯します。
感電を防止するための抵抗が入っています。
In the making Graphics

電子回路式:

通電している電路に検電ドライバーの先端を接触させると微弱な電流が流れ、
その電流を電子回路で増幅し、LEDランプを点灯させます。
クリップ部を手で触ることで人体を通じてアースに流れる回路ができます。
内部に電池と電子回路を内蔵しています。
In the making Graphics


使い方

①点灯確認
使用前に必ず点灯確認をしてください。
電池が消耗すると、検電作業がおこなえません。

検電 点灯確認
持ち方:作業前には刃先と金属部に触れて、
LEDが点灯することを必ずご確認ください。

②通電チェック(極性判別)
AC活線側(ホット)/アース側(コールド)の判別
軸・金属部・クリップに触れずにチェックしてください。
コンセント穴にドライバーの刃先を差し込みます。
LEDが点灯すると活線側、点灯しないとアース側です。

検電 導通チェック
持ち方:金属部・クリップには触れずにおこないます。
警告:感電の危険あり。軸部には触れないこと!

NOTE:静電気や磁気の強い場所(電子レンジや
スピーカーなどの近く)では、非接触で
あってもLEDが点灯することがあります。

③導通テスト
ドライバーの先端を、導通間と思われる片方に接触させ、
他方を指で触れます。導通があればLEDが点灯します。
※50MΩ以下の回路に限リます。

検電 導通テスト
持ち方:金属部・クリップに触れておこなってください。
警告:必ず通電していないことを確認の上、ご使用ください。


電池の交換

LEDが点灯しなくなってきたら、電池( LR41×2個 )を交換してください。
※付属電池は弊社出荷時のテスト用です。ご購入後、交換をお願いいたします。
①キャップを回して取りはずす
②電池を交換する※極性に注意
③〇と●の位置を合わせてキャップを差し込む
④▶と●の位置が合うまでキャップを回し固定する
検電 電池の交換


⚠注意事項
●作業前に、製品に変形や破損のないことを確認してください。
●分解・改造はしないでください。
●正しい用途・使い方を確かめてご使用ください。
●検電範囲を守ってご使用ください。
●電気作業ではショート・感電にご注意ください。
●水・油などの、液体のついた状態では使用しないでください。
●通電チェック時に、手で軸部をさわらないでください。
●過負荷は破損やケガの原因となります。
●家庭ではお子様に注意して保管してください。