【課題解決】さびた自動車足回り部品の交換作業を効率化
自動車の安全運転に欠かせない、自動車の足回り部品。なかでも、タイヤとサスペンションをつなぐ重要な部品が「ロアアーム」です。ハンドリングを担うロアアームは、万が一破損すると大きな事故につながるため、定期的な整備点検が欠かせません。
この記事では自動車整備工場における、ロアアームの交換作業のお困りごとをご紹介します。
自動車整備工場におけるロアアーム交換時の課題
ロアアームの交換時期は車種によってもさまざまですが、寒冷地では融雪剤による影響でさびが発生しやすく、交換頻度が上がります。さびたロアアームの交換は自動車整備士が行いますが、ボルトが腐食で固着してしまい、外せないことがありました。さびたロアアームの交換は自動車整備士が行いますが、ナットがさびで固着してしまったり、鉄ブッシュとボルトが固着してしまい、外せないことがありました。
固着したボルトは「ディスクグラインダー」でナットを切り落としたり、やむを得ずロアアームを切断して交換作業が行われますが、ロアアームの場合、足回りの狭く入り組んだ箇所にあるため、大きなヘッドのディスクグラインダーを入れることができません。
また狭く入り組んだ場所用として、コンパクトな「エアーソー」が使われることもありますが、切断スピードが遅く、固着がひどい場合は一日がかりの作業になってしまうことも… 人手不足のなか、一日に複数の車両を整備しなければならず、いかに効率よく交換作業を行うかが課題となっていました。
POINT課題のポイント
- さび付いたロアアームの交換をスピーディにおこないたい
- 狭く入り組んだ箇所にグラインダーが入らない
- 固着したボルトを効率よく切断したい
効率的な足回り部品の切断作業を「カットオフツール」で解決
さびたボルトは一度固着してしまうと、高圧洗浄でも落とすことはできません。ハンマーで叩いて外すこともありますが、自動車足回りの狭いスペースで、周囲の部品を傷つけずに作業を行うことは困難です。
近年ではクルマ離れが進むなか、自動車整備士の数も減少しており、作業効率の向上が急務となっています。
そこで採用されているのが「カットオフツール」です。
カットオフツール〈SP-7234〉は、200mmのロングシャフト仕様のグラインダー。ディスクグラインダーに比べてヘッドが薄く、自動車足回りの狭く入り組んだ箇所の切断作業に最適です。
切断面もきれいで後処理の手間が少なく、一日がかりだった交換作業を、1〜2時間程度にまで短縮することができます。また両手で支えるため作業姿勢も安定し、反動による「跳ね」を抑えた安全な作業が可能です。
専用砥石について
・切削砥石「黒い武蔵」〈SP-7234-100〉
両面補強された1.0mmの薄刃仕様。
切断能力が高く、ハイテン材(高張力鋼板)の切断や腐食した部品の除去、曲がったフレームの切断など、自動車整備工場・板金工場での作業効率アップに最適です。
切断能力の高い薄型ヘッドのグラインダーで、現場の作業効率アップにおこたえします。
POINT解決のポイント
- 狭く入り組んだ箇所で、切断作業ができる
- 足回り部品の交換作業が効率化
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