【課題解決】工作機械機内の除電で、樹脂の切粉の付着を解決

課題解決

樹脂製品の試作や小ロットの加工に欠かせない「切削加工」。近年では、部品の軽量化やコストダウンのため、鉄から樹脂へ置き換えるケースも増えており、射出成形や樹脂切削のニーズも増加しています。
この記事では樹脂製品における、試作工程でのお困りごとをご紹介します。

樹脂切削における静電気の課題

樹脂切削における静電気の課題

一般的に試作など一品ものの樹脂製品は、マシニングセンタなどの工作機械を使い、切削加工で削り出されます。しかし、切削油を使わないドライ加工のため、ワークと刃物の摩擦によって静電気が大量発生。ツールホルダーやノズル、機内の壁面に樹脂の切粉が付着してしまう課題がありました。
静電気で張り付いた切粉は、エアーで飛ばしてもなかな除去できず、吹き飛ばしても再付着してしまいます… 加工後は、工作機械内の切粉をすべて清掃する必要があり、次の加工の段取りに時間がかかってしまうため、いかに静電気を除去するかが、生産性向上のカギとなっていました。

POINT課題のポイント

  • 静電気が大量に発生し、切粉が機内に付着
  • エアーで飛ばしても除去できず、清掃に手間がかかる

工作機械機内の静電気トラブルを「ハイパワーノズル」で解決

工作機械機内の静電気トラブルを「ハイパワーノズル」で解決

工作機械の生産性向上は、段取りがすべてです。ドライ加工のニーズが高まるなか、静電気によるトラブルも増加しています。切削加工では、帯電した切粉が次々発生するため、付着してから除電・除塵する方法では、除去が追いつかないことがありました。
そこで採用されているのが「静電気除去ハイパワーノズル」です。

静電気除去ハイパワーノズル〈HPN-1〉は、帯電量の多いワークに最適な高圧電源ユニット〈GP-1〉を使用した、パワフルタイプのイオナイザー。自在に調整できるフレキノズルを使い、刃物とワーク(樹脂)に向けてイオン化エアを直接噴射することで、大きな帯電が発生する前に確実に除電することができます。
主軸の横に設置することで、工作機械の機内への後付けや移動もかんたんです。刃物やワーク、機内への切粉の付着がなくなり、清掃の手間を大幅に減らすことができます。

工作機械の機内の除電で、現場の生産性向上におこたえします。

POINT解決のポイント

  • 大きな帯電が発生する前に確実に除電
  • 切粉清掃の手間を大幅に削減

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