【課題解決】ゲートカットの自動化でゲート処理の品質が向上
樹脂部品の量産に欠かせない「射出成形機」。自動化が進む樹脂成形業界ですが、大型プラスチック成形を効率よく行うためのダイレクトゲート(スプルー)のカットは、まだまだ手作業が多いのが実情です。
この記事では射出成形工場における、ダイレクトゲートの処理工程のお困りごとをご紹介します。
ダイレクトゲートのゲート処理の課題
従来成形品のダイレクトゲートの処理は、作業者によってハンドニッパーでカットされています。
しかし成形後の冷めた樹脂は、本来の硬さにもどっているためニッパーの刃が入りづらく、カット時にバリが出たり割れてしまうことがありました。
ゲートの処理が悪いと製品の美観を損ない、バリによるケガの原因にもなります。またダイレクトゲートは太いため手作業のカットには握力が必要で、作業者の負担も問題に…
いかにダイレクトゲートをきれいにカットするかが課題となっていました。
POINT課題のポイント
- ゲート処理時のバリや割れで困っている
- ダイレクトゲートをきれいにカットをしたい
ゲート処理の品質向上を「丸型エアーニッパー」で解決
ダイレクトゲートのカットには、高温で溶かしながら切断するヒート式のハンドニッパーを使うこともありますが、温度管理や作業時間の問題がありました。
そこで採用されているのが「丸型エアーニッパー」です。
「丸型レバーなし エアーニッパー〈GT-NRシリーズ〉」は、自動化に適したエア式のニッパー。チャック盤に取り付け、成形品を取り出すと同時に冷めないうちにダイレクトゲートをカットすることで、太いゲートもきれいに処理することができます。
成形品が冷えると、ゲートカット面にも「ヒケ(表面に発生する収縮)」が発生するため、成形後のゲート口の状態をもとにブレード形状を選択することがポイントです。
ダイレクトゲートカットの自動化で、現場の品質向上におこたえします。
POINT解決のポイント
- 取り出し後すぐのカットでバリや割れがなくなる
- ダイレクトゲートのカット面の品質が向上
- ポゲート処理の自動化で作業が効率化
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