10本からオーダーできる特注ビットでネジ締めの課題を解決

規格品のドライバービットによるネジ締めで、こんなお困りではありませんか？

工場の生産現場や建設現場、工事現場のネジ締め・取り外しに使われるドライバー。現場では、電動ドライバー、インパクトドライバー、エアードライバーなどのさまざまなドライバーが使われていますが、そのドライバーに欠かせない先端工具が「ドライバービット」です。
ドライバービットは、ドライバーの動力をネジに伝える重要な役割を担います。しかし現場では、ビットの長さや径が足りずに作業効率が落ちてしまったり、強度が足りずに折れてしまうことがあり、課題となっていました。

〈規格品のドライバービットの課題〉

ドライバービットの多くは規格品ですが、ドライバービットの仕様が合わないと、ネジ締め不良や作業効率の低下の原因となってしまい、ドライバーの性能を十分に発揮することができません…
現場では、生産性向上とコスト削減が求められており、仕様に合った専用ビットのカスタマイズが求められているのです。

ネジ締めのお困りを、ベッセルの特注ビットが解決します！

現在ベッセルで取り扱っている規格品のビットは約600品種。現場の課題に応えるため、さまざまな形状・サイズを取り揃えていますが、お客様の使い方によっては対応しきれないケースもあります。そこでご利用いただいているのが、ベッセルの「特注ビット」です。
特注ビットでは、規格品・カタログ品では対応することのできない長さや径はもちろんのこと、熱処理硬度や特殊形状などにも、10本からカスタマイズ対応することができます。
「狭い箇所のネジを締めたい」「ビットの耐久性を上げたい」「自動機に最適なビットが欲しい」など、こんなのできる？といったご要望にお応えします。

ここまでカスタマイズできる！特注ビットによる課題解決例

ベッセルの特注ビットによる、ネジ締めの課題解決例をご紹介します。

1.ビットの全長を長くしたい

規格品ビットの課題

自動機のネジ締め工程。ビットの長さが足りないため、溶接でビットをつないで伸ばして使用していましたが、ビットが芯振れしてしまい、ネジにうまく入らない問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

ロングタイプのビットを製作することで解決します。
ビットの長さ変更は500mmまで可能です。 また自動機の仕様に合わせて、全長公差の指定や芯振れ精度（刃先部分の振れ）の指定もご相談いただけます。

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2.ビットの先端部を細くしたい

規格品ビットの課題

奥深い箇所のネジ締め工程。周りが狭く、部品が邪魔をしてビットが入らない問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

ビット先端部をせぎり加工（細軸仕上げ）することで解決します。
せぎり径（細軸部の外径）は細くなればなるほど割高になります。必要最低限のせぎり径をご指定ください。

3.ビットの食い付きをなくしたい

規格品ビットの課題

自動機のネジ締め工程。ビットがネジに食い付きネジ穴が潰れてしまったり、ワークが持ち上がってしまい、自動機が停止してしまう問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

ビットの先端部分をマイナス目やプラス目に加工することで解決します。
ベッセルでは、お客様の指定のネジをお預かりし、三次元測定器でネジ穴の寸法を測定・ネジ合わせし、専用ビットを製作します。

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4.締めつけトルクを安定させたい

規格品ビットの課題

作業者によるネジ締め工程。締めつけトルクがバラついてしまい、安定しない問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

ネジ締めトルクが安定しない原因に、ネジが着座した瞬間の加速度や、締めつけ時の振動・衝撃があります。ビットにトーション部を設けたり、 振動吸収のため焼き戻しを施すことで、解決します。

5.ビットをクリーンルームに持ち込みたい

規格品ビットの課題

クリーンルームでのネジ締め工程。ビットに付着したさびやオイルが原因で、クリーンルームに持ち込めない問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

ビットの表面処理方法を変え防錆力を高めることで解決します。（ビットを熱処理後、ガラスビーズで表面処理など）
搬送中は空気に触れますので防錆オイルなしの対応はできませんが、できるだけ薄く塗布することが可能です。

6.ビットのカムアウトを防止したい

規格品ビットの課題

作業者によるネジ締め工程。ドリルネジやコーススレッドを大量に締め付けると、ビットの刃先が変形し、カムアウトが頻発してしまう問題がありました。

ビットのカスタマイズで解決

硬度とじん性（粘り気）を高めることで、ビットの変形が起こりにくくなり、カムアウトを防止することができます。
ビット寿命の向上は、ビット取り替えの時間短縮や、消耗品コストの削減にもつながります。

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ベッセルのビットへのこだわり

私たちベッセルが、工業用ビットの製造をはじめたのは1954年、実に70年以上も前のこと。以来あらゆる試行錯誤を繰り返しながら、多様化するネジ締めニーズに対応するビットの開発を重ねてまいりました。
優れた素材をもとに、摩耗・折れに強い、高品質の工業用ビットをお届けしています。

耐久性へのこだわり

ビットの摩耗や欠損は、作業効率を低下させるだけでなく、組み立てられた製品の信頼を損なう原因にもなりかねません。
ビットの耐久性の要は、素材です。ベッセルでは、ビットに最適な合金を独自にブレンドし、その特性を熱処理で最大限に引き出すことで、高耐久ビットに仕上げています。
また長年の研究データに基づき、X・H・G・E・Sの5つの熱処理区分を設定。ビットが折れたり、欠けたりする場合は、少し低めの熱処理ビット「G」、ビットの摩耗やねじれが激しい場合は「H」「X」など、硬めのビットを選定することで、ビットの寿命を延ばすことが可能です。

精度へのこだわり

ベッセルの特注ビットは、精度保持の観点から、素材を一本のバー材単位でストックし、注文を受けてから加工を行っています。これにより、外部環境による変化（熱やストレスによる変形）を極力押さえた、バラツキの少ないビットの製造が可能です。
また精度の高いビットを製作しても、ネジ頭にあわなければよいビットとはいえません。ベッセルでは、高精度の三次元測定器を活用することで、ネジ穴との嵌合精度の高い「多種多様なネジ頭にフィットする先端形状」を追求しています。

品質へのこだわり

「耐久性」と「精度」に優れたビットを製作するため、ベッセルでは、厳格な品質管理を行っています。
熱処理においては、温度と時間をきめ細かく記録しつづけ、10年間保管。問題点の原因追求や製品開発につなげています。
また各工程ごとに厳しい抜き取り検査を行い、さらに最終工程では、寸法検査・硬度試験・ねじり試験など細部にわたりチェックを重ね、合格したビットだけをお届けしています。

特注ビットの依頼の流れ

• 1

  

  ご依頼

  下記の依頼書に必要事項をご記入の上、FAXまたはメールにてお送りください。
  ビットでお困りの点やご要望がございましたら、コメント欄にご記入ください。
  ◎別作見積り依頼書をダウンロード

• 2

  

  ご連絡

  内容を確認の上、当社営業担当者より連絡させていただきます。
  ネジ合わせが必要な場合は、お客様の指定のネジをお預かりいたします。

• 3

  

  お見積り・製作

  お問い合わせいただいた内容をもとにお見積りいたします。
  お客様の仕様に合わせたビットを10本から製造し、出荷いたします。

今すぐ！お問い合わせください

ベッセルでは、お客様の仕様に合わせたドライバービットのカスタマイズを10本からお受けしています。規格品・カタログ品では対応することのできない長さや径はもちろんのこと、熱処理硬度や特殊形状などにもフレキシブルに対応いたします。
規格品で作業にあったドライバービットが見つからない…そんなお困りごとがございましたら、ベッセルまでお気軽にお問い合わせください。